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オリエンテーション
服装 |
ダンプ(消音)するときキャスティングを胸の位置で押さえるので、ラメなどの飾りのない服、前にボタンやファスナーが付いていない服を着ます。(ボタンのついたカーディガンなどは、まえ うしろに着ちゃう方法もあります。←そのまま帰らないでね〜) |
姿勢 |
正しい姿勢で腕が順序良く動くさまは、視覚的にも美しいものです。 |
音色 |
それぞれの打ち方で音色が微妙に変わってしまいます。 |
ハンドベルの構造と名称 |
置き方 |
ハンドルを手前に、ベルのマークを上にして寝かせておきます。 |
持ち方 |
親指と人差し指2本でベルのマークを手前に見てハンドルを挟みます。 |
打ち方 |
腕全体を使ったユックリテンポの、「じゃんけんポン!」の「ポン!」のイメージ。。かな。 しっかりグリップを握るのはクラッパーが当たった瞬間だけで、キャスティングに響いている音を回りに響かせてあげるために上へ(横から見ると円を描く形で)腕を回します。響いた音は胸で止めます(ダンプ) |
聞きなれないかもしれない言葉
アサインメント |
音の割り振りのこと。一人幹音(白ベル←マルマークベルはピアノで言う白鍵、グリップが白です)の2音をベースにその音の其々の派生音(♯とか♭、ピアノでいう黒鍵、グリップが黒のベル。ただしF,G,B,Cに関わる派生音は違いますが。。)も担当になりますので基本は、曲によりますが一人4つ位のベルが担当です。 |
ゲネ |
generalprobeゲネラルプローベ(独) 総練習のこと、オケで当たり前のように使います |
プルト |
オケで使う言葉ですがハンドベルでもプルトの形を取るクワイヤがほとんどです。 |
ホワイエ |
屋外から会場に通じるロビーです。演奏が終わったあと、お送りに出てごあいさつしたりします。友人同士を紹介する社交の場でもあります。 ホワイエでは、お客様を迎えるために小演奏をすること もあります。 |
バック・リング クラッパー音 |
バック・リングとは、クラッパーが反動で2度鳴りしてしまうことです。 また、LOWベルで、金属的で耳障りなカツーンという音が出てしまうことをクラッパー音といいます。どちらも、打ち方を矯正したりクラッパーを調節することで改善できます。 |
奏法
音を打った後に次の音が出るときに音を止め(ダンプ)ること。通常、何も指示がないときは、全ての音をRします。 |
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レット・ビブラート |
ほかの音符や休符があっても、ダンプせずに響かせたままにします。別のLVやR、ダンプの指示が出てきたら、鳴っていた音はいったん全てダンプします。ただし、先頭の音はそのまま続けて打ちます。 |
LV Until Harmony Change |
これ以降、分散和音にLVの表示が省略されますが、1小節や半小節を単位とする同様のパターンでLVを続けます。 分散和音をそのまとまりごとにLVしてハーモニーを生み出す編曲はよくあります。 |
ダンプ |
鳴っているベルを全て、この時点でダンプします。(=フル・ダンプ) (セレクティブ・ダンプでは、その音だけをダンプします。) |
サムダンプ |
スタッカートの効果を出すため、親指でキャスティングを押さえながらリングします。ベルが大きいときは、指を何本か使ったり、手のひら全体で押さえます。(=ハンドダンプ:
HD ) |
プラック |
ベルネームを上にして、パッドの上にベルを置き、ハンドルを押さえます。クラッパーを手で持ち上げて打ち下ろします(ダウン・プラック)。響きは弦楽器のピチカートに似ています。 |
タップ・プラック |
パッドの上にベルを置き、親指でクラッパーを打ち下ろします。音はやや鋭く、プラックより早く打つことができます。 |
マルテラート |
リムをパッドに軽く打ちつけて鳴らします。LOWベルは、響きが残らないように、ベルをパッドの中に少し沈めます。Mart.と略されます. |
ハンド・マルテラート |
キャスティングを持ってマルテラートします。 |
マレット |
ベルを持ってマレットでキャスティングの外側を打ちます。打つ位置は普通、内側にクラッパーがあたる場所です。(特別な効果を出すためウエストやクラウンに近い部分を打つこともあります。) マレットは色分けされており、使うべき音域がスティックの部分に表示されています。ベルを2つ持つときは打つ側を前に向けます。トレモロ記号()がついているときは、連打(マレット・ロール)します。 |
マレット |
ベルをパッドの上においてマレットで打ちます。 マレット・リフトは、そのあとで持ち上げます。 トレモロ記号がついているときは連打(マレット・ロール)します。 |
リフト |
プラック・リフト( ・↑ または PL↑)、 マルテラート・リフト(↑)、 マレット・リフト(+↑) などがあります。ベルが鳴ったあとすぐにベルをパッドから持ち上げ、響かせます。 |
リング・タッチ |
ベルを肩の近くで鳴らし、すぐにダンプします。 |
ブラッシュ・ダンプ |
ベルを鳴らしたあと肩から胸に軽く触れて音を弱めます。LOWベルの場合は、キャスティングをリム側に向かって手で軽くなでます。 |
テーブル・ランド・ダンプ |
拍の終わりで、ベルをパッドの上に伏せて響きをとめます。 (LANDとは「着地」でしょうか。) |
シェイク |
波線が続く間、キャスティングの両側にクラッパーがあたるようにベルを細かく振ります。ベルは親指と人差し指で輪を作るようにして支えます(LOWベルではグリップを長めに握ります)。ほかの指でバランスをとります。腕や手首に力を込めずに、リラックスさせます。 |
スウィング |
矢印のある拍位置で、ベルを前後に振り動かします。和音が大きく揺れ、まるでタワーベルが鳴っているようです。 |
ビブラート |
鳴っているベルをやさしく左右に動かします。波打つような楽しい効果が生まれます。 |
エコー |
ベルを普通に鳴らしたあと、指定された拍で、リムをパッドに軽く触れます。弱められた音が反響のように聞こえます。 |
ジャイロ |
リングのあと手首を回します。響きの揺れはビブラートよりはっきり聞こえます。 |
クイック・アルペジオ |
和音を下から上(または上から下)に、ごくわずかにずらしながら打ちます。装飾音符と同じで、最初の音を本来の拍より少し早く打ち始めると良い場合もあります。 |
ダイナミクスについて |
カニカニマーク <>。弦楽器や管楽器と違い、ベルは長い拍をリングしているときクレッシェンドすることができません。そのとき鳴っている和音や分散和音でクレッシェンドを表現します。 |
シェリー・リンギング |
1オクターブ高いベルといっしょに片手に2個もって、同時に鳴らす奏法です。 音域が4オクターブ以上の曲は、高音部をシェリー・リンギングで演奏できるよう編曲されているものも多いです。オクターブ上の音が重なると、きらびやかな響きになります。 |
4 - イン - ハンド |
中音部以上の音域で、片手に2つずつ持ち、別々に演奏します。ベルの持ち替えが間に合わないときや、受け持つ音が多いときのテクニックです。 |
パッド・ダンプ(PD) |
すばやいベル・チェンジが必要なときは、肩よりも、パッドでダンプするほうが向いています(「リング」の項を参照)。とくに、臨時記号のついた半音階進行のときには有効です。少しテーブルに近づいたほうがパッド・ダンプしやすいです。 |
記譜
アサインメント譜 (Handbells Used Chart : HUC) |
曲で使用する音の一覧です。受け持つ音を確認してください。D7以上の音やB3以下の音はオクターブ重ねて書いてあることもあります。 使用するベルのセットによって演奏されない音域は、 Optional(Opt.)で示すか、( )がついています。 異名同音の一方または両方に( )をつけてあるものもあります・・・・たとえば C5♯ と (D5♭)。異名同音の音符をとなり同士譲り合って打ちわすれたり、逆に奪い合わないように決めておいてください。 |
オプショナル・ノート (♪)パーレン・丸形括弧 <♪>アングル・山形括弧 [♪]ブラケット・角形括弧 |
和音のバランスをとるため、使用するベルのセットによって演奏する音・しない音を 作曲者・編曲者が指定することがあります。[(♪)]のように重ねて書いてあっても同じです。 楽譜に注釈されますが、一般的には次の使い方が多いようです。 ( ) 3オクターブセットのとき省く音 または 演奏が困難なら省略してもよい音 < > 3-4オクターブセットのとき省く音 [ ] 4-5オクターブセットのとき省く音 |
トーンチャイムやほかの楽器で演奏する音を、符頭の形を変えてあらわすことがあります。 また、対旋律を、小さめの音符で表すことがあります。 |
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音の役割ごとに、いくつかの層に分かれて書かれています(=多声表記)。だいたいは譜尾の向き(アップ・ステム、ダウン・ステム)で区別できますが、入り組んで複雑なこともあります。ベル譜では、LVや発想記号がどの部分にかかっているのか注意しましょう。 |
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直線(ボイス・リーディング・ライン)は、連桁のない音符を結んで旋律のつながりをあらわします。 とくに強調すべき主旋律は、矢印(→)で示されます。 また、和音の中でとくに際立たせる音の左には>がつきます(次の例)。 |
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同じ譜尾についた音符は、プラックやマルテラートの記号が1つしかついていなくても、全て同じ奏法を用います。 | |
Simile | これ以後、奏法の記譜が省略されますが、同じ奏法を続けます。 |
その他のポイント
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